『Insect Collection(インセクトコレクション)』新作・定番Tシャツをオーガニックテキスタイル世界基準GOTS(ゴッツ)認証ラベル製品に切り替えます
2024年春夏シーズンよりインドの生産パートナーと共に、ほぼ全てのTシャツ製品のサステイナブル基準を引き上げるべく、オーガニック・テキスタイルの世界基準であるGOTS認証ラベルのオーガニックコットン100%商品に切り替えを行うことを発表いたします。
当社は2018年設立時より、オーガニックコットン10%のTシャツを中心に展開し、オーガニックコットンの重要性は「肌に優しい、手触りが良く安心」ではなく、「コットン農家で働く人々の農薬被害の抑制や、児童労働を無くすため」とお伝えしてまいりました。
また、お客様のご愛顧のおかげで、2021年にはオーガニックコットン使用率を引き上げ、オーガニックコットン100%商品をスタート、2022年には、通常アイテムのオーガニックコットン使用を100%に引き上げました。
課題に感じていたのは、「サステイナブルのあいまいさ」
サステイナブルファッションという言葉が独り歩きし、正確な基準を明示しているブランドは多くありません。一方で、消費者がどんなに学んだとしても、洋服が手元に来るまでの本当のストーリーは記載できません。
私たちも、オーガニックコットンを100%使用した商品を生産しているとはいえ、環境汚染の割合として影響の大きい「染色工程」をチェックすることは出来ていませんでした。
どうしたら、透明性を担保できるのか。
そう考える中で、原料が製品として消費者の手にわたるまで、天然素材のサステナビリティ基準として国際的に採用されているGOTS認証ラベルの付いた製品に切り替えたいと考えるに至りました。
GOTS認証の特徴は、原料から最終製品まで、全ての工程をカバーしており、製品の追跡可能性(トレーサビリティ)の確保、オーガニック以外の製品との混同や汚染がされない管理、最終製品の残留物チェック、水・エネルギーの使用や廃棄物に関しての環境目標を設置している、廃水処理方法や生分解性の基準に基づき、毒性の強い薬剤を使用しない、原料や助剤等に遺伝子組換技術は使わない、生体実験をしない、強制労働・児童労働の禁止、衛生的で安全な労働環境と搾取のない労働条件である、差別禁止が実践されている等が挙げられます。
参考:GOTS認証 公式Webサイト https://global-standard.org/
しかしその後、コロナウイルスのパンデミックや、戦争を発端とした燃料代の高騰などで、生産が思うように進まない時期に無理やり生産を行うのではなく、お客様により品質の高い商品を価格は変わらず提供するにはどうしたら良いか、考えてまいりました。
コットン生産の淡水利用、着目したいBlue Water
もう一つ注目しなければならないのは、天然素材に欠かせない「水の使用」です。
地球上に存在する水のうち、水資源として使用できる淡水はたったの2.5%。
さらに、地表を流れる川や湖など、人が利用しやすい状態で存在する水に限ると、その量はわずか約0.01%しかありません。
コットンには大量の水が必要とされますが、その多くは雨水などのグリーンウォーター。
私たちの努力で、淡水利用を抑制できるのは、ブルーウォーターと呼ばれる地表水(湖・河川など)や地下水、灌漑用水。
2014年に発表された、非営利団体テキスタイル・エクスチェンジの報告によると、このブルーウォーターの消費量は、従来のコットンと比べて、オーガニックコットンの場合、91%少ないという調査結果もあります。
この結果についてテキスタイル・エクスチェンジは、「本報告書の結果はあくまで特定の調査結果間の比較事例であることに注意が必要で、従来型生産からオーガニック生産に切り替えることが自動的に同様の結果をすべての農園で示すとは限らない」と補足しています。
必ずしも全てのケースに当てはまるわけではありませんが、INSECT MARKETでは、水使用削減に繋がることを期待して、オーガニックコットンの使用を選択いたします。
参考:Textile Exchange 報告書
オーガニックコットンは、CO2も削減できる
世界中で毎年約2000万トン生産される代表的な天然繊維である綿。
言うまでもなく植物は二酸化炭素を吸収し、酸素を排出します。
酸素はあらゆる動物のエネルギーのもと、更に大気の浄化をしていますが、オーガニックコットンを使用するとCO2排出量を農薬を使用するコットンの46%も抑えることができます。
特に今回生産拠点としたインドのオーガニックコットンは機械を使わず手で摘むため、よりCO2排出を抑制できます。
インドは、中国の人口を抜き、人口動態はピラミッド型で子供の人数ももちろん世界一。
子どもの数が多いのに、子どもの社会課題が山積しています。
インドの膨大な貧困層の子ども達が教育を受けられるインフラを整えることは、SDGs4『質の高い教育をみんなに』にも貢献できます。
既に経済大国と言えなくなった日本、さらにはその中のまだ小さいブランドであっても、環境や社会に対して責任を負わないわけではありません。
実際に日本は資源を使う国としては今も上位にランクインしています。
倫理的に正しいものを作り、使い、利益を循環させる。
私たちの小さなアクションも、皆さんと一緒にいずれ大きな社会的価値に繋がると考えています。
たかが子供服。ではなく、脳の成長期でもある重要な時期、目に届くのはデザイン。
そしてマテリアルにおける生産背景も子供の未来に繋がっていること、自然環境を損失させないことが大切だとINSECT MARKETは考えています。
香川照之プロデューサーがINSECT MARKETの方針について語りました。ぜひご覧ください。
URL:https://www.youtube.com/watch?v=cSLku8MW84I
INSECT MARKETがリニューアルOPEN!
お客様のアドバイスを反映し、INSECT MARKETはよりお買い物しやすく、デザインもリニューアルしました。
そこで、公式サイトリニューアルを記念し、本日2月9日から15日の期間、GOTS認証のオーガニックコットンを使用した対象Tシャツを含む、新商品を予約購入いただくと、10%OFFになるキャンペーンを実施中です。
また、GOTS認証のオーガニックコットンを使用した対象Tシャツをご購入の方限定で「チョキチョキ!昆虫ステッカー」のノベルティプレゼントを実施いたします(数量限定、予定数量に達し次第終了)。その他人気のアイテムの再入荷もございますので、是非公式サイトをご確認ください。
オンラインショップ キャンペーン概要
2月9日〜15日限定 予約購入10%OFF対象:
- 昆虫プリントTシャツ
- 昆虫なしでは生きられない!No Insect No LifeTシャツ
- 葉っぱに擬態?!かまきりくんレッスンバッグ
- 葉っぱに擬態?!かまきりくんシューズバッグ
ノベルティステッカー対象:
- 昆虫プリントTシャツ
- 昆虫なしでは生きられない!No Insect No LifeTシャツ
昆虫と学びのコミュニティ「INSECT MARKET」https://insect.market/